(180位・北朝鮮)Index of Economic Freedom 2018


(Index of Economic Freedom 2018: North Korea)

北朝鮮の経済自由度は5.8で、2018年の世界ランキング180位となっています。 その総合スコアは0.9ポイント上昇し、財産権に関する指標の低下を上回って政治の誠実さのスコアが顕著に改善しました。 北朝鮮は、アジア太平洋地域の43カ国の中で最下位にランクされており、総合スコアは世界ランキング最下位となっています。
北朝鮮は、世界で最も中央集権的で開放性が低い国の一つであり、慢性的な経済問題に直面しています。 軍事独裁政権は政治的延命のために幾分かの民間起業家が成長を促して機会を得ることを容認していますが、政権は広範に改革に抵抗してきました。工業資本の蓄積は、何年もの過少投資、代替部品の不足、および貧弱な維持管理によってほとんど耐用年数を超えています。天候に関連した作物の頻繁な不作は、耕地の不足、集団農業の実践、貧困な土壌など、農業における現在進行中の構造的な問題群を悪化させています。

<背景>
建国者の金日成大統領の家族は、1948年以来、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に圧政を強いてきました。金日成の孫である金正恩は、自前の核によって北朝鮮の立場を強化し、 更に孤立した隠ぺい国家となっています。隠蔽状態をさらに分離する。 米国を脅かす可能性のある核の伴うICBMの試射は、平壌に向けた同盟政策に関する議論を活発化させました。 北朝鮮政権は強化された国連制裁を喧嘩腰に拒否しています 南北両国は、切迫した攻撃の兆しが彼らに先制攻撃を促し、大規模な紛争につながる誤判断の可能性を高めてしまうと警告しています。何十年にもわたる経済的なミスマネジメントや誤った資源配分が行われた後、1990年代半ば以降、北朝鮮は慢性的な食糧不足に直面しています。

<法の支配>
ほとんど全ての財産は国家に属しています。 国家の統制は動産(国内産品、すべての輸出入物)にすら及んでいます。 機能している近代的で独立した司法は存在していません。 贈収賄が蔓延しており、腐敗は国家と経済のすべてのレベルにおける風土病となっています。 与党労働党、朝鮮人民軍、内閣のメンバーは、外貨を獲得するために競争する企業を経営しています。

<国家の規模>
実効性がある税制は存在していません。 国家は経済のほぼすべての部分を命令し、すべての重要な経済活動を指導しています。 国家はほとんどの製品の生産高を設定し、国有産業はほぼすべてのGDPを占めています。 不釣り合いに高い軍事支出は希少な資源を更に枯渇させています。 国家が取り締まりを試みているにも関わらず、闇市場は拡大してきました。

<規制の効率性>
民間部門の事業活動は北朝鮮では事実上不可能です。 2016年に、政権は生産を増やし、建設プロジェクトを迅速に完了することを目的とした2つの大規模な動員を開始しました。 国家は賃金を決定しており、工場管理者は労働者にインセンティブを提供するための自主性が限られてきました。 北朝鮮は、中国から多くの食糧とエネルギーの補助を受け取っています。

<市場の開放性>
貿易は、北朝鮮国家の行動と他国の制裁の両方によって非常に制限されています。 国家は、経済特区を通じた経済への限られた外国人参加を認めており、投資はケースバイケースで承認されています。金融部門は国家によって完全に管理されています。

*ヘリテージ財団許諾の下、Pacific Alliance Institute及びThe Urban Folks編集部が日本語訳作業を実施しており、同訳の権利はPacific Alliance Instituteに帰属します。


The Urban Folks 編集部
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