(36位・バヌアツ)Index of Economi Freedom 2018


(2018 Index of Economic Freedom:Vanuatsu)

バヌアツの経済自由度スコアは69.5であり、2018年の世界ランキング36位となっています。全体的な得点は2.1ポイント上昇し、司法の有効性と政府の政治さが大幅に改善された一方、政府支出と財政の健全性の指標が低下しました。バヌアツはアジア太平洋地域の43カ国の中で10位にランクされており、その総合スコアは地域平均と世界平均を上回っています。

バヌアツの経済発展は、相対的に僅かな商品輸出への依存、自然災害への脆弱性、主要市場まで長距離があることによって妨げられています。強力な党派性は政策決定に悪影響を及ぼしています。制度改革へのコミットメントの全体的に欠如しています。財産権は保護されておらず、投資は国の不十分な物理的および法的インフラによって阻まれています。高い関税と非関税障壁が世界市場への統合を妨げています。事業活動は、厳しい労働規制と広範な腐敗によって更に制限されています。

<背景>
18世紀のヨーロッパ植民地化に先立つ数千年にもわたって、移住者が波を打って南太平洋のニューヘブリディーズ諸島に住み着いてきました。バヌアツ共和国は1980年に英国とフランスの共同統治から独立し、今日は英語圏とフランス語圏の国民に分かれた議会民主主義国家となっています。 14人の議員が贈収賄罪で有罪判決を受けた後、直ちに選挙が行われ、2016年には変化のための再統合運動(RMC)のシャーロット・サルウェイが首相に就任しました。 バヌアツは、農業、特に自給農業、そして経済の40%を占める観光に大きく依存しています。 2015年3月、サイクロンは何千もの家屋や建物を破壊し、十数人以上の犠牲者が出ました。 観光産業はいまだ回復途中です。

<法の支配>
財産権は十分に保護されておらず、土地登記手続に関する明確な不平が存在しています。 司法は概ね独立していますが、有能な人材を確保するための資源が不足しています。 法律は公務員の汚職に対して刑事罰を与えており、政府は一般的に法を効果的に施行しています。 公務員は時折刑事罰を免れて汚職行為を行っています。

<政府の規模>
バヌアツは個人や法人税の所得に関する税金を課していません。税金には付加価値税と輸入税が含まれます。全租税負担は全国内所得の17.4%に相当します。 過去3年間で、政府支出は総生産高(GDP)の26.8%に達し、財政赤字はGDPの平均0.2%に達しています。 公的債務はGDPの31.3%と同等です。

<規制の効率性>
バヌアツは最近、ビジネス開業と破産解決を容易にし、信用機関へのアクセスを改善し、少数派投資家の保護を強化するなど、幾つかのビジネスフに友好的な改革を実施しました。 小規模な農業、漁業、オフショア金融サービス、観光などが人口の大部分の人々の生活の糧を提供しています。 政府は膨大な金銭的な浪費を行う管理の行き届かない国有企業に補助を行っています。

<市場の開放性>
バヌアツの経済にとって貿易は重要です。 輸出入総額はGDPの98%に相当します。 適用される平均関税率は5.0%です。 非関税障壁は幾らかの貿易を妨げます。政府の外国投資に対する開放度は平均以上です。 金融部門は初歩的なままです。信用機関と正式な銀行業務へのアクセスは低いままです。

*ヘリテージ財団許諾の下、Pacific Alliance Institute及びThe Urban Folks編集部が日本語訳作業を実施しており、同訳の権利はPacific Alliance Instituteに帰属します。


The Urban Folks 編集部
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