(169位・トルクメニスタン)Index of Economic Freedom2018


(2018 Index of Economic Freedom:Turkmenistan)

トルクメニスタンの経済自由度スコアは47.1であり、2018年の政界ランキング169位となっています。全体のスコアは0.3ポイント低下し、財産権と政府の誠実さのスコアが通貨の自由のスコアの緩やかな改善を下回りました。トルクメニスタンは、アジア太平洋地域の43カ国のうち42位にランクされており、その総合スコアは地域平均と世界平均を大きく下回っています。
トルクメニスタンの独立以来、権力を握った独裁政権は、事業環境の改善、国有企業の民営化、あるいは蔓延した腐敗との戦いをほとんど行っていません。大衆の不満は、過剰に溢れかえった補助金や広範な国家資金による開発と社会的支出によって軽減されました。石油価格の下落による財政悪化のため、これらの補助金は削減されました。通貨の減価、自給的な政策、公共サービスへの限られた支出は、景気の停滞につながりました。硬直的な労働規制や財産権がほとんど存在しないことによって、民間部門の活動は更に制約されています。

<背景>
トルクメニスタンは1924年にソ連共和国になり、そして1991年に独立しました。2017年2月、グルバングル・ベルディムハメドフ大統領は、国際監視団が欠陥があるとみなした選挙で97%の投票で3回目の5年の任期を勝ち取りました。大統領は、司法、議会、経済、社会サービス、マスメディアを強固にコントロールしています。彼の政策は、前任者の後任のサバルムラト・ニヤゾフ大統領の政策よりも世界に幾分か開放されていますが、政府は依然として孤立主義を志向しています。トルクメニスタンは、灌漑されたオアシスにおける集約された農業、潤沢な石油資源、世界第6位の天然ガス埋蔵量を有しています。グルバングル・ベルディムハメドフ大統領は、特にロシア、中国、イランなどからエネルギー分野への外国投資を奨励しています。

<法の支配>
契約や財産権は有効に守られていません。全ての土地は政府によって所有されており、その他の所有権は限られています。 司法制度は議会審査なしに裁判官を任命して取り除くことができる大統領に従属しています。法制度は発達しておらず、裁判官は研修されておらず、賄賂に晒されています。 治安部隊やあらゆる社会や経済のあらゆる分野において汚職が広まっています。

<政府の規模>
個人所得税率はフラット税10%、法人税率は8%です。 その他の税金には、付加価値税と固定資産税が含まれます。 全租税負担は全国内所得15.6%に相当します。 過去3年間で、政府支出は総生産高(GDP)の16.1%に達し、財政赤字はGDPの平均0.4%となっています。 公的債務はGDPの23.9%と同等です。

<規制の効率性>
不透明な規制の枠組みはビジネスの自由を妨げています。 2016年と2017年には、公務員や彼らの代理人が多くの民間企業を拘束し、曖昧な保安関連の法的名目の下でそのオーナーを刑務所送りとし、新しい所有者の下で事業を再開しました。 公共部門は雇用の70〜80%を占めています。大統領は、市民に無料のガス、電気、水を提供するという長期にわたる取り組みを終わらせたいと述べています。

<市場の開放性>
トルクメニスタンの経済にとって貿易は非常に重要です: 輸出入総額はGDPの118%に相当します。 適用される平均関税率は0.0%です。 非関税障壁は、貿易を著しく阻害しています。政府は新たな投資を審査し、官僚制及び規制による障壁は外国投資を妨げています。 国家は金融システムを管理し、すべてのローンの90%は国有企業向けです。

*ヘリテージ財団許諾の下、Pacific Alliance Institute及びThe Urban Folks編集部が日本語訳作業を実施しており、同訳の権利はPacific Alliance Instituteに帰属します。


The Urban Folks 編集部
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