これからの子どものキャリアプラン ~お受験全回避+偏差値ガン無視で行こうぜ!~



出典:慶應義塾大学 三田キャンパス(編集部撮影)

全国のお受験ママに塾やら予備校やらに通わされたり、家庭教師をつけられて、ヒーヒー言いながら眠い目をこすりながら受験勉強している、少中高生諸君、まずは、下記のリンク先を見てほしい。

慶應義塾大学(日本) 世界ランキング2018: 601-800

出典:world-university-rankings

えっ???お母さんが、これからの時代、慶應くらい行っとかないと大企業に就職できないわよ・・・。ほら、近所のあの〇〇ちゃん、慶應の幼稚舎に行ったんですって。あなたも、小4から塾に通い始めて、お受験始めたの遅いくらいなんだから、そろそろ本気出さないと慶應の普通部に合格できないわよ・・・って言ってる、お受験会の最高峰のあの慶應???

これって、世界的にみるとどんな感じのレベルかというと・・・

バナーラス・ヒンドゥー大学 (インド) 世界ランキング2018 601-800

出典:world-university-rankings

と同じくらいのランクになるんだよね。

ちょっと!宅の息子が第一志望で目指してる、慶應をワケ分かんないインドの大学と一緒にしないでくれます?きーっっっ!!!というPTAの受験ママの絶叫や、テメ、営業妨害してんじゃねえ!まじで、福沢諭吉先生に対する名誉毀損で訴えるぞ!という学習塾や予備校の経営者の怒声が聞こえてきそうではあるが、本当の話なんだな。


出典:慶應義塾大学 三田キャンパス(編集部撮影)

ちなみに、バナーラス・ヒンドゥー大学を馬鹿にしたPTAの受験ママや学習塾や予備校の経営者にちょっと反論しておくと・・・バナーラス・ヒンドゥー大学は、ソフトバンクの元副社長(また、Googleの元シニア・バイス・プレジデント兼チーフ・ビジネス・オフィサー(CBO))のニケシュ・アローラ氏の母校なのだ。つまり、そんじょそこらの慶應の卒業生がかなわないグローバルスーパーエリートを多数輩出しているインドの超エリート大学なので、むしろ慶應ごときと一緒にされるのは失礼にあたるレベルなんだな。

ていうか、ぶっちゃけると、シリコン・バレーでは、おそらく、バナーラス・ヒンドゥー大学の方が、慶應大学よりも有名なんだな。別に慶應が嫌いだから意地悪を言ってるわけじゃないし、炎上させるためのネタじゃないんだぜ。本当の話なのが、恐ろしいところだ。

つまりだ、仮に、君が無事にお受験に成功して、慶應普通部からエスカレーター式に慶應経済に行って、シリコンバレーでGoogleのマーケティング職に応募したらどなるかと言うと・・・

慶應?えーっと、ああ、この世界ランキング601-800位でぎりぎりランキングに載ってるよくわかんない大学か?ところで英語力は?TOEIC700?えーと、TOEFL換算だと、ああアメリカの中学二年生レベルの英語力か(察し)。うん、まあ、日本法人でマーケティング職を年収600万円で募集してるから、そっちに応募してみてくれるかな?で終わりなんだな。

本当にこんな扱いを受ける。

逆に、お受験界では、蔑まれるどころか、最初から選択肢にも入らないだろうし、きっと君のお受験ママや学習塾の先生なんかは、激しい拒絶反応を示すだろうけど・・・

例えば、地方公立中学から高等専門学校→国立電通大→東大大学院新領域修士にお受験界で悪名高きロンダリングをしてからの~→スタンフォード大学博士(授業料免除+フル奨学金)→台湾大学ビジネススクールにでも行って、Googleのソフトウェアエンジニアに応募したら、どうなると思う?

ほほう世界ランキングのトップクラスの大学を出て、コンピューターサイエンスの博士と、MBAがあって、TOEIC900と、HSK5級か、C言語とJAVAとPythonができて、ついでに、日本語ネイティブか、これなら、英日中台印の混成チームに放り込めるし、将来は日本向けのローカライズに使えるな。ふむ、初年度年俸1500万円にストック・オプションでどうかな?て感じになる。

日本では、新卒一括採用+年功序列の影響で、事務職+営業職と、エンジニア職とが、まったく同じ待遇で、むしろ事務職+営業職の方が社内官僚として社内権力を握って、待遇や出世などの面で有利だったりするんだけど、海外では、エンジニアに比べて、事務職+営業職は一段待遇が悪いのが当たり前なんだな。しかも、理工系の修士や博士よりも、文系の学部卒は低く評価されるのが当たり前。偏差値よりも、専攻内容+スキルそのものが評価される。

日本のお受験など、シリコンバレーでは、ネタじゃなくて無価値。偏差値って、日本国内では意味があるんだけど、海外に行くと、全く役に立たないんだな。

てなわけで、お受験全回避+偏差値ガン無視で行こうぜ!

オススメは、地方公立中学から高等専門学校→国立電通大→東大大学院新領域修士にお受験界で悪名高きロンダリングをしてからの~→スタンフォード大学博士(授業料免除+フル奨学金)→台湾大学ビジネススクールみたいなコースだね。

徹底的に競争軸をずらして、12歳時点での中学入試や、18歳時点での大学の学部入試に焦点を絞らないことが重要だな。理工系は、学歴ロンダリングがし放題なので、日本国内での競争圧力が極端に弱い22歳時点での大学院入試でのロンダリングに焦点を絞り、仕上げの博士課程でシリコン・バレーなどの一流大学の大学院に授業料免除+フル奨学金で潜り込んで世界に通用する理工系の専門スキル+シリコン・バレーなどの人脈を身につけて、さらに余裕があれば、中国または台湾の一流大学のビジネススクールに通って、ビジネス知識+中国語+華僑人脈を身につけるのが最強だね。

あれ、このコースだと、いわゆるお受験全回避+偏差値ガン無視なのに、なぜか、世界に通用するニケシュ・アローラみてえなグローバルスーパーエリートになっちまってるじゃねえか?しかも、教育費、全然かかってねえ!マジで、受験産業殺しだな。


奥野 彰彦
奥野 彰彦

SK特許業務法人 代表社員 弁理士
SK特許業務法人 代表社員、弁理士、情報処理技術者。京都大学農学部、東京大学大学院農学生命科学研究科修了。バイオ、化学、材料、金属、半導体、ソフトウェアに詳しい。

奥野 彰彦の記事一覧