YDPA代表 仁木崇嗣さんインタビュー「ワクワクしながら憲法と民主主義の原点を感じるイベント・デジ憲2、MAHARAJA六本木で開催」(前編)


一般社団法人ユースデモクラシー推進機構(YDPA)の代表理事の仁木崇嗣さんにインタビューをさせていただきました。仁木さんはデジタルハリウッド大学院で学ばれたことをきっかけに、政治×デジタルで様々な新しい取り組みを行われています。政治にワクワクをもたらす仁木さんの取り組みの中から、前編では5月15日(火)に開催される「デジタル憲法フォーラム2(デジ憲2)」について、後編ではYDPAが提供する主権者教育プログラム「YDT(ユースデモクラシートレーニング)」について、お伺いさせていただきました。


デジタル憲法フォーラム2
http://digi-ken.party/2018/
【開催概要】
日時:5月15日(火) 18:30開場・19:00開始
会場:MAHARAJA六本木
参加費:前売券3,000円/当日券4,000円
(ワンドリンク付)

ユースデモクラシー推進機構
http://youth-democracy.org/

川島
本日はよろしくお願いいたします。
まずはじめに、仁木さんのご活動について教えてください。

仁木
一般法人ユースデモクラシー推進機構の代表理事をしております。
ユースデモクラシー推進機構では、若い政治家を多面的に支援する事で主権者が信頼できる“若者と未来世代のための政治”の実現を目指して活動をしています。
2015年の設立時には、デジタルネイティブ議員のネットワークを作りました。「デジタルネイティブ」の定義は色々ありますが、1985年以降に生まれてインターネットと共に育った世代としています。そういったデジタルネイティブの政治家や、パブリックセクターの改革を志す人たち、世の中を変えたいと思っている人たちがコラボレーションする機会を作ることが、自分の役割だと思っています。その一環として、昨年から「デジタル憲法フォーラム」というイベントを開催しています。

川島
20代で当選する若い議員は少ないですが、「デジタルネイティブ」という切り口で若手議員の方々が集まるというのは、面白いですね。

仁木
デジタルネイティブは、インターネットと共に育ってきた初めての世代です。彼らが当選した際に、デジタルネイティブが政界に入ってくることに大いに期待しました。いずれこの人たちが政治を変えると確信しています。

川島
なるほど。そして、先ほどお話に挙がった「デジタル憲法フォーラム」ですが、どのようなイベントなのでしょうか。

仁木
「デジタル憲法フォーラム」は、デジタル技術が飛躍的に進歩した現代において、私たちはどのように未来を見据え、憲法や民主主義に向き合うべきなのかを考える場です。憲法記念日前後に開催するのですが、2回目の今年は5月15日(火)に開催します。

川島
それで、「デジタル憲法」という名前なんですね。なぜこのような場を設けようと考えられたのですか。

仁木
今から約130年前に全国各地で起草された「私擬憲法」も、進取の精神を持った若者たちを中心に検討されていました。100本近く起草されていたようですが、その中の一つである「東洋大日本国国憲按」は、現行憲法の間接的なルーツと言われています。これは植木枝盛という人物が24歳の時に書き上げたものです。このような動きは自由民権運動の流れの中にあるわけですが、皆さんもご存知の板垣退助らは、愛国公党という政治結社を立ち上げた時から「自由主義」や「地方分権」を掲げていました。

これは現代でも共通の価値観です。デジタル技術が変えていくものと、何百年かかっても変わらないもの、変えてはいけないものは何かを考える場をつくりたいなと。

政治や歴史の話はどうしても説教臭くなってしまうのですけど、できるだけカジュアルにワクワクする事が大切だと思っています。きっと板垣退助も植木枝盛もワクワクしてたと思うんですよ。

「デジ憲」は、毎回実験だと思っているので、今回も昨年とは違った試みを考えています。きっと昔の民権家も同じように試行錯誤していたんだと思うんですよ。政府に演説が禁止されたから主義主張を歌にして広めたのが演歌(演説歌)のルーツだそうですし。

最終的には、政治のイメージを変えて、本当の意味での主権者意識を広くつくっていければと考えています。初対面で政治談義がカジュアルにできる空気感がつくれると理想ですね。

川島
楽しく、ワクワクしながら未来を考える場というのは、素敵ですね。今回の「デジ憲2」はどのような内容になるのでしょうか。

仁木
内容は3本立てになっておりまして、まず1つ目のテーマは、これからの地方自治についてです。現行憲法でいうところの「第8章」です。自由民権運動の時から言われている「地方分権」がなぜ遅々として進まないのか。私は、これからの日本は、自立する地方があって発展していくものだと思っています。デジタル技術の実装も基礎自治体の規模から始めた方が早いかもしれません。今回は、自由民権運動発祥の地である高知選出の中谷元衆議院議員と、憲法調査会で私擬憲法について言及されたことがある細野豪志衆議院議員にお話いただく予定です。

2つ目は、もう少し先の来るべき未来について、株式会社VOTE FOR 代表取締役の市ノ澤充さん、NPO法人YouthCreate 代表理事の原田 謙介さん、株式会社 PoliPoli CEOの伊藤 和真さんにお話いただきます。ネット投票の実現やトークンエコノミーを使ったデジタル民主主義の実現など、近い将来に実装されて、民主主義がアップデートされると確信しているものについて、ワクワクするような未来をお伝えできればと思っています。

そして最後に、後半1時間程度のミートアップとダンスパーティーを予定しています。

川島
盛りだくさんの内容ですね。
ちなみに、今回の会場はMAHARAJA六本木とのことですが、クラブですよね。

仁木
マハラジャといえば、バブル時代の象徴と認識されている方が大多数だと思うのですが、今のマハラジャは、老若男女が純粋に音楽を楽しむ場となっているんです。フランチャイズ展開もしていて、地域経済の活性化にも貢献しているそうなんです。
そのような点から、ワクワクする地方自治のあり方を考え、ワクワクする民主主義を推進するイベントの場所にはここが適切だと判断しました。

また、ユースデモクラシー推進機構では、これまでにもドリンク片手に難しめのテーマを和やかに語り合うフォーラムというのを何度か開催していて、AIやIoTをテーマにした地域IoTフォーラム(地域デザイン学会と共催)や、「オペレーションZ」をテーマに作家の真山仁先生と語り合うOZ NIGHTなどがあります。エンタメ要素を考慮した政治イベントという意味では、今回の「デジ憲2」はこれらの集大成と言えると思います。

川島
なるほど。とても楽しそうです!

仁木
はい!どなた様でも、お気軽にお越しください!

後編へ続く

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川島京子
川島京子


1989年東京都生まれ。デジタルハリウッド大学院メディアサイエンス研究所リサーチアソシエイト。Creative Smash株式会社代表取締役。2008年、明治大学在学中に インターネット上の仮想世界「Second Life」にて音楽ユニットをプロデュースし、企業とタイアップしたバーチャルイベントを実施。メジャー音楽レーベルに勤務を経て、24歳で独立。国内最大級の3Dプリンタメディア等ものづくりやクリエイティブに関わる事業を展開。

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