未来をつくるデジハリ起業家たち


【出典】筆者撮影

デジタルハリウッド(デジハリ)大学院の卒業生であり同大学院メディアサイエンス研究所、Creative Smash株式会社代表の川島京子です。今回は、既存の概念を打ち破り、新たな挑戦を行うデジタルハリウッド大学院出身の起業家とサービスをご紹介させていただきます。テーマは、まちづくりとエンターテイメントです。Webを活用して新たな「村」を定義したり、デジタル時代の新たな世界観を垣間見ることができます。

WebサービスやIoTデバイスなどを手がける会社を起業には、開発やデザイン、テクノロジーのトレンドなどへの理解や、実際の開発スキルが求められます。デジタルハリウッド大学院では、社会人が多く通う大学院でありながら、PHPやJavascript、基礎から学べるIoTなど、開発に関する講義も充実しています。さらに、実際に開発したプロダクトを世に発信するための、マーケティングやブランディング、クリエイティブについても学ぶことができます。つまり、スタートアップを立ち上げるために必要な講義が揃っています。さらに、デジコレ(院生による研究成果の発表会)等で先輩起業家のピッチを拝見したり、直接相談する機会もあることも大きなメリットです。

古民家を活用した壮大な社会実験。

最初にご紹介するには、「シェアビレッジ」です。シェアビレッジは、新たな「村」の概念を打ち立てたプロジェクトです。

「シェアビレッジ」

3,000円で村民になることができ、一泊3,000円で秋田県五城目町、香川県三豊市仁尾町にある古民家へ宿泊ができます。東京にも村役場的なスポットがあり、都内に住んでいても、楽しめそうです。

「村があるから村民がいるのではなく、村民がいるから村ができる」という考えのもと、
消滅の危機にある古民家を村に見立てて再生させていきます。

多くの人で1つの家を支える仕組みをもって、
全国の古民家を村に変えていきながら、「100万人の村」をつくることを目指します。

(引用) http://sharevillage.jp/about/より

また、Webを効果的に用いてサービスを展開していることに特徴があります。私たちが暮らしている自治体や自治会以上に、新たな「村」にコミュニティとしての価値を感じる時代がやってくるかもしれません。壮大な社会実験を行なっているおもしろいサービスです。

リアルなモノから繋がる。

「DDDisc」

Beatrobo株式会社が手がける、缶バッジ型のデバイスを活用したサービス「DDDisc」。
見た目は普通の缶バッジですが、ユニークなコードが埋め込まれており、このコードをスマホで読み取り、デジタルコンテンツを取得することができます。スマホで読み取るコードと言えばQRコードがありますが、DDDiscは缶バッジのデザインを損なわないコードになっています。

先日、ユースデモクラシー推進機構(YDPA) の仁木さんに、「デジタル憲法フォーラム(デジ憲)」についてインタビューをさせていただきましたが、2017年に行われた最初のデジ憲では、このDDDiscが採用されています。
使い方はシンプルで、スキャン用のウェブサイト https://dddi.scにアクセスし、スマホのカメラでバッジを撮影するだけです。アプリをダウンロードする必要がないため、手軽に利用できました。

【出典】DDDisc、筆者撮影

当日会場ではYDPAのデザインの缶バッジが配られました。会場では参加者はこのDDDiscでコードを読み取り、イベント用に作られたチャットページへアクセスし、リアルタイムに登壇者とコミュニケーションが取れるようになっていました。

デジハリで学び、未来をつくるプロダクトを世に発信する起業家やクリエイターなどの方々を、これまでもインタビューでご紹介させていただきました。ぜひこちらも合わせてご覧いただければと思います。

FashionTechの先駆者、Etw.Vonnegueファッションデザイナー、デジハリ大学院助教 Olgaさんインタビュー

「 左手デバイス・Orbital 2」株式会社Brain Magic代表 神成大樹さんインタビュー

日本うんこ学会会長 医師・石井洋介さんインタビュー

YDPA代表 仁木崇嗣さんインタビュー「ワクワクしながら憲法と民主主義の原点を感じるイベント・デジ憲2、MAHARAJA六本木で開催」(前編)

人工知能を活用して離れた場所の仲間と会いやすく!社会人大学院生として「Serendipity Spot」を開発、 船橋遼さんインタビュー


川島京子
川島京子


1989年東京都生まれ。デジタルハリウッド大学院メディアサイエンス研究所リサーチアソシエイト。Creative Smash株式会社代表取締役。2008年、明治大学在学中に インターネット上の仮想世界「Second Life」にて音楽ユニットをプロデュースし、企業とタイアップしたバーチャルイベントを実施。メジャー音楽レーベルに勤務を経て、24歳で独立。国内最大級の3Dプリンタメディア等ものづくりやクリエイティブに関わる事業を展開。

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