スポーツ現場のリアル・第6回 スポーツとデータ分析


王者ドイツ敗れる・・・・
ゲルマン魂はどこにいった???

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって、韓国のゴールが認められ、その後も1点を加えられ、ドイツ代表が敗れた。

VARが試合を決める??

この件だけでなく、多くの試合でVARが活躍して、結果の雌雄を決する役割を果たしている。
主審が確認することでPKがひっくり返ることも多いし、他方ネイマールのシミュレーション(倒れたようにみせかける)行為も発覚したりとその有用性、正確性は大いに話題になっている。

猛威を奮っていると言っても過言ではない。

VARの解説は以下を見ていただくとその機能、技術が理解できる。


【出典】日本サッカー協会HP「VAR」について

先端技術が支えるドイツも勝てない?

話を戻して、ドイツ代表が敗退してしまったが、今回は優勝候補としての強みは、プレート支えるシステムでアタ。前回大会でもそうだったが、SAPとドイツサッカー連盟(DFB)で開発したシステムを駆使することが期待されていた。ビデオコクピット(Video Cockpit)」と「プレイヤーダッシュボード(Player Dashboard)」というシステムが代表を支えている。
ビデオコクピットは、試合映像のデータ配信、プレイヤーダッシュボードは選手たちが対戦相手の映像やデータを確認できるようだ。

「Secret wepon」と言われているようだ。

さらに「Prozone」という分析会社がドイツ代表にはあり、データ分析で子どもたちの世代から支えている。

しかし、こうした技術はこれまではドイツ代表が圧倒的に先行していたが、他のチームも取り入れるようになったみたいで、優位性は若干失われつつある。

他方、SAPの取組みはケースケホンダのビジネスも支えているそうだ。

このように、サッカーのプレー分析、チームの経営分析などデータ分析が大いに活用されるようになっている。

データ分析のリアル

現在どのようにデータは使用されているのか。まずは、映像から取得、トラッキング(カメラレーダー、GPS)、センシング(ウェアラブル、IOT)などでデータを取得する。こうした取得データを現場においてどのように活用するかというと2つの使い方あるそうだ。

1つが試合映像とタグ付けし、映像とデータにして、シーン検索で利用していくそうだ。もう1つが分析レポート:チームの特徴をあらわした数字を含んだレポートをだすということのようだ。

・失点:セットプレーから、バスから、ドリブルから、こぼれ球から、クロスから、FKから%表示
・シーンでの対応:アタッキングサードにどれだけ入ったか、
・選手の分析:パスチャンス力。クロスチャンス力、ビルドアップ力など
・客観的指標、エビデンス:ニーズにあった分析

など主観ではわからない部分を試合分析に使え、またフロントはパフォーマンス評価、移籍に係る情報→意思決定材料としてのデータとして利用しているみたいだ。

さあベルギー戦!

最後に、日本とベルギー戦が行われる。
どちらが勝つのか、というより最先端の技術でそのデータ分析、アナリティクスに注目することで、ゲームがどのように変化するかに注目をするのも面白いかもしれない。

【出典】サッカーベルギー代表、筆者撮影


西村健
西村健

西村健
人材育成コンサルタント、オムニメディア代表、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。 慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで行政・民間の業務改革、能力開発を支援してきた。独立後、プレゼンテーション向上、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。

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