【第6回・ポリテック最前線】統一地方選挙ネット選挙で当選率アップ~ブログ編~


新宿区議会議員の伊藤陽平です。前回に引き続き、テーマはネット選挙です。前回はSNSについてお話しましたが、今回はブログについてお伝えします。ブログで情報発信を行う政治家も増えてきています。しかし、得票につなげるためにはブログの特性を把握した上で適切な対策が必要です。

検索エンジンはバーチャル選挙区

議会報告など、支援者に情報を届けるだけであれば、ブログではなくメルマガやFacebookという選択肢もあります。ただ、SNSではすでにつながりのある方への情報発信が中心となります。全国的なバズが生まれる場合もありますが、有権者に届く可能性は極めて低いと言えます。

ブログの場合、検索エンジン経由で選挙区の有権者へ情報を届けることが可能です。例えば、「新宿ナンバー」と検索すると私のブログが一番上に表示されます。そのため、街頭やポスティングでレポートを配布する場合と異なり、私のことを知らない方であっても「新宿ナンバー」に関心のある方に議会報告を行うことができます。そもそも、そのテーマが特定のエリアに限定されている場合、高い確率で選挙区内の有権者からのアクセスと考えられます。

もちろん、重要になってくるのは検索エンジンで検索した際の順位です。狙ったキーワードで1ページ目までに表示されるように、SEO対策を行う必要があります。議会の活動報告などは、ローカルなキーワードが中心となります。競合が少ない傾向にあり、内容によってはそれほど苦労せずに上位表示させることも可能です。SEO対策について情報収集を行なった上で記事を書くことで、一定の成果をあげることができるでしょう。
ただ、検索エンジンの場合は、すぐに他の検索結果と比較されてしまうという特性があります。そのため、選挙区内でコンテンツのクオリティを一番に保ち続けることが大切です。
さらに、検索エンジン以外からの固定の読者が存在することも重要です。SNSでブログ更新のお知らせを行うことも有効です。

他にも政治家や候補者によるWebメディアへ寄稿や転載も増えてきましたが、積極的に大きなメディアへの記事掲載に挑戦することが大切です。1,000万以上のPVがあるWebメディアもあります。また、ニュースアプリ等への掲載可能性も出てきます。拡散力のあるWebメディアに掲載されることでブログの信用力も高まり、数は少ないかもしれませんが、選挙区内の有権者へのリーチにもつながります。
どのような記事でも転載や寄稿ができるわけではありません。転載に挑戦される方は、Webメディア上で他の政治家や候補者が記事の量や質を確認しながら執筆することで、採用される確率も高まります。

選挙期間中に休まずレポート配布

ホームページやブログを持っていない候補も当選していることを考えると、ドブ板選挙の方が重要と言えます。私のブログは統一選の際に6万PVと多大なアクセスを集めましたが、実際に得票につながったのは、その1%未満だと考えています。それでもネットからの得票があったこと、さらに当落にもつながったことは間違いありません。

選挙当日に特に多くのアクセスがあったことを考えると、有権者は候補者の情報を求めていることがわかります。今後もブログやホームページを持っていることの重要性は高まるでしょう。
そしてただブログやホームページを公開しているだけではなく、更新頻度やその質を高める必要があります。アクセス解析を行い、記事を投稿していくことで、読者のニーズにこたえます。ECサイトでも売れるためには良い商品であることが前提ですが、ネット選挙の場合にもリアルでの活動の質に連動します。

ブログもSNSと同様に先に手を挙げた方が有利です。選挙区内で政治家や候補者が一人も本格的にネットを活用していない場合、すぐにでも取り組むべきでしょう。


伊藤陽平
伊藤陽平

新宿区議会議員
30歳最年少の新宿区議会議員。立教大学経済学部経済政策学科卒業。大学在学中にIT企業を設立し、代表取締役に就任。Webアプリケーションの開発やWebマーケティング事業を展開。 ブロガー議員として365日年中無休でブログを更新し、多数のメディアへ寄稿する。また、日本初のAI議員として機械学習を議会活動で活用している。

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