ネーミングライツっていいの?


【出典】カンプノウ、T撮影

ネーミングライツ、命名権。

FCバルセロナの新スタジアム「新カンプ・ノウ」の命名権獲得を日本の楽天株式会社が目指しているもようだ。 スペイン代表のイニエスタ選手を獲得したチームのスポンサーでもあるわけだが、ブランドの世界進出の一環であるようだ。

確かに、楽天のチームといわれる「ヴィッセル神戸」のメインスタジアム、も「ノエビアスタジアム神戸」という名前である。

【出典】ノエビアスタジアム神戸、N撮影

翻って、公共施設・公園・橋梁など名前を企業に売るという試みは今では多くの自治体で行われている。

トイレまでも・・・・

最近では、大阪府枚方市では「イベント会場として使用されることの多い市役所前の岡東中央公園をはじめ、駅前広場や歩道橋など23ヶ所が対象」、新宿区立新宿中央公園の2箇所のトイレのネーミングライツ(命名権)をリンレイが3年間取得するなど、おっという事例も増えてきた。

主に、命名権(ネーミングライツ)の売買で市の財政を立て直そうという試みだ。行政改革としては、画期的な試みであるといえる。厳しい財政状況であり、今後の見通しが暗い中の苦渋の決断でもあると思う。

命名権企業を募集したが、折り合いがつかないケースも目立つようになった。

本当に仕方ない?

この日本社会の一員として、疑問もある。それは感情的なものだ。アリーナがネーミングライツ(命名権)売却する場合、思い入れのある施設に対して、市民の命名権への心理的違和感もあるのも当然だろう。

そもそも施設は税金で建設したわけだ。愛着のある施設の名前が「〇企業スタジアム」になってしまう。その〇企業の見方が変わるのか、好きな企業に名前をとられた感を感じるのか、人それぞれ感じるところはあるはず。

個人的には行革の手法として、その前にやることあるやろと思うのだ。事務事業の評価をし、優先順位をつけ、優先度が低いものはやめるくらいのことをする。本物の行革を徹底的にやることが先ではないかと思える。

施設の名前を変えることだけでも、かかる業務時間が新たに発生する。自治体だけでも、あらゆる看板の付け替え・資料の名前の変更、にかかる業務時間を見積もっているのだろうか?

企業の不祥事リスクは?

万が一、その企業が「ブラック企業」であった、幹部がセクハラをする企業であったらどうするのだろうか?

企業の不祥事のリスクを考えているのだろうか。全く持ってこれまでのレガシーが一瞬に消える・・・


The Urban Folks 編集部
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