ご当地きゃらは日本を救う?(その2):飛騨高山。さるぼぼ


ご当地きゃら・ゆるいきゃらくたーは日本を救えるかもしれない!

前回の記事が好評だったので連載にして日本全国のゆるキャラ🄬(みうらじゅんさんの事務所に商標登録されているらしい)、ゆるいキャラクターの意味を紹介したいと思う。

そもそも地方自治体でコストカットなど「ゆるいキャラクターのリストラ」を推進してきた筆者がなぜこのゆるキャラ🄬・ゆるいキャラクターなどを紹介するのかであるが、

・キャラクターの持つ癒し効果
・キャラクターの持つ地域住民のストーリー共有
・キャラクターの持つ地域住民のコミュニケーションのきっかけ効果
があるからなのだ。

ゆるキャラ🄬、ゆるいキャラクター、ゆるきゃらかわからんが、キャラクターにも先輩がいる。
特に岐阜県の北部に凄い先輩がいる。

【出典】飛騨高山市、筆者撮影

飛騨の高山市の地域キャラクター・・・いやキャラクターというのは失礼だな、地域の守り神を紹介。

飛騨高山市役所、さるぼぼ

さるぼぼとは、飛騨の言葉で「猿の赤ん坊」という意味だそうだ。
由来は、赤い顔が猿の赤ん坊に似ていることから、そう呼ばれるようになったそう。
飛騨地方では、母親が娘の縁結び・安産・夫婦円満を願い、また、子ども達が健やかに育つことを願い、このさるぼぼを作り与えたそうです。

どこが魅力?

魅力・・・・

何と言っても作れてしまうのだ。
外国人も紹介してくれている。

また木工品もあるのだ。

【出典】筆者撮影

さらに顔がない!
若干違和感を感じる人もいるが、「その時々にさるぼぼを通じて自分の気持ちが写るようにする為」と言われている。奥が深い。
この守り神がご当地キャラクターとして活用されている。

そして。この背景にあるのが地域の歴史。
こうした技能は、飛騨の「巧」の伝統を引き継いでいるのだ。

古くから「匠の里」として栄えた飛騨国。高い技能を持っていた飛騨の匠たちは都に派遣されたそう、なぜなら租庸調を収められないので(山間地故えに)。

藤原京、平城京、平安京の建築など古代日本の建築をリードし、先人たちが磨いた技法は現代にも継承、建築・家具・陶芸・飛騨春慶塗りなどにも引き継がれている。

ちなみに、万葉集、日本書紀、今昔物語、源氏物語などに「飛騨の匠」の真面目さ、一途な仕事ぶり、高い技術への賞賛が言及されているそうだ。

【出典】筆者撮影

ご当地きゃらが地域電子通貨に?

さらに、なんと地域電子通貨にまでなっている。
「さるぼぼ」地域通貨!

使い方は以下

地方創生の先進地である飛騨地方は、両面宿祢さんが大和朝廷に攻められる以来、独自文化に加え、京の文化、江戸文化などを取り込み、発展してきた。世界的に注目されるところには、新規のキャラクターなど存在しないわけで、歴史の奥深さが感じられる。

「さるぼぼ」を見に高山へ!


西村健
西村健

人材育成コンサルタント、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、事業創造大学院大学 国際公共政策研究所 研究員・ディレクター、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。
慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで経営・業務改革、人材育成、能力開発を支援してきた。独立後、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。最近はプレゼンテーション向上、モチベーション施策などに注力。

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