生産性を理解できない杉田議員と生産性のない杉田議員バッシング(その1)まずは議員に回答を求めよう


LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです

という杉田水脈さんの暴言「LGBTは生産性がない」が話題、いや批判の的になっている。

「暴言」
「ありえない」
「出てきて説明しろ」
「差別」
「国連の人権基準を侵害」
「こんな議員を輩出した党の責任は?」
「いつの間に自民党議員に?」
「安倍さんがスカウトしたはず」

といった批判・非難のオンパレードである。
まさに、「炎上」状態。

すでに「政治的」な文脈になっている。

基本、「アウト」な発言であることをは明らかである。
政治家としてこんなことを考える人がいるのかというと恥ずかしい。

しかし、あーだこーだ批判をする前にすることがあると思う。

批判はわかる、けど・・・

LGBTの人が怒るのはわかる。もっともな怒りである。俺がその立場だったら当然の反応をするだろう。

ただ、それ以外の人は何なのか、と思うのだ。罵詈雑言を言うのはいいと思うが、それってたんなる感情的な批判では?と思ってしまう。

ノーベル平和賞受賞の人権団体、アムネスティ・インターナショナル日本のCSRチームを率いていた筆者なら発言する資格があると思うのでこの際、言わせてもらおう。

特に、
・LGBTではない
・怒る
・批判に沸騰している
・杉田議員と面識がない
人に対して言おう。

批判することも大事だが、現在の言論を見ていても、単なる価値観の押しつけであり、生産性があると思いますか?
正しい価値観を主張するのならいいけど、直情的に自分の感情や価値観をもって激怒・批判するのは、杉田議員と同じレベルではないかとふと思わないですか?

私は、世間の価値観から逸脱した人、差別主義者と思われる人、わかっていない方についても、バッシングしないで、違うアプローチをする、諭してあげるべきだと思う。

なぜか?
人はバッシングされると心を閉ざし、「何が悪いのか」わからないまま頑なになってしまうからだ。

しかも会ったことのない、知らない人から批判を受けて、聞く耳を持つわけがない。「世間」のせいにするだけ。

なぜこの発言をする議員がいるの???まずは分析を

杉田さんがなぜこんなトンデモ発言をすることの理由を分析するのが先ではないかと思うのだ。

彼女の考えはどういったものか。

おっと・・・・・これは・・・・やばい(笑)。

問題発言に近い発言をしているようだが、こうした議員を誕生させてしまったというのは、「自由、平等、博愛」の日本国憲法に反するし、我々の社会の価値を棄損するし、重く受け止めないといけない。

そして、議員の経歴はどうか?

おっと・・・・・これも・・・・やばい(笑)。

なぜ議員にまで上り詰めてしまったのだろう。どこかでストップがかからなかったのか、そして、フィルターがかからなかったはなぜか。

・所属政党の変遷
・自由民主党比例中国ブロック選出
・元新しい歴史教科書をつくる会理事
・西宮市役所出身
等々確認すると・・・・・・

こうした議員が生まれるのがこの日本ということは、何かしら今回の暴言を許容する組織体質があるということだ。

最低でも、政党の担当者(広報担当、総務会長、総裁)は会見を開かないといけないレベルである。そんなんだから、国連人権理事会のUPR(普遍的・定期的審査)で恥ずかしい結果を晒すのだ・・・、。

杉田水脈「事件」への適切な順序

順序は
①杉田議員の議員事務所や個人SNSに連絡・HPにメール
②杉田事務所に手紙
③見解を所属政党にただす
④記者会見を要求する署名をする
から始めなきゃいけない。

ポジショントークとして右翼的なところでビジネスをされている方なので、確信犯的かもしれないが、本当に頭の悪いだけの人かもしれない。

見極めが必要だ。

我々は、感情的にならず・落ち着きたいところ。
差別主義者かもしれない人への差別になりかねないという自覚こそ、人権を守る側には必要な気がする。


西村健
西村健

人材育成コンサルタント、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、事業創造大学院大学 国際公共政策研究所 研究員・ディレクター、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。
慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで経営・業務改革、人材育成、能力開発を支援してきた。独立後、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。最近はプレゼンテーション向上、モチベーション施策などに注力。

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