生産性を理解できない杉田議員と生産性のない杉田議員バッシング(その2)「政治家としての資質を問わないと」


【出典】フリー素材ぱくたそ

LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女たちは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。

杉田水脈さんの発言が問題になっている。抗議の活動が広がりをみせている。多くの芸能人は批判。乙武さんも「国家にとってどれだけ有益かという観点から優劣がつけられる社会になれば、次に排除されるのは『私』かもしれない」と述べた。

3つの特徴があると思われる。

3つの特徴

第一に、これまで批判を受けていなかったことが彼女を増長させたとの意見があがっていること。
「ネトウヨから執拗な攻撃が来るのではないかとの懸念が、表立っての杉田批判を押さえて来た」との指摘もある。

第二に、所属政党(自民党)などが問題意識を呈さないこと。
石破茂さんくらいしか「おかしい」との声を上げないこと。
「日本人の8%がLGBT。生産性がないなんて言ってはいけない。それが許されるようでは、自民党の多様性、懐が深いとは言わない。人の気持ちを傷つけて、平然としているような自民党であってほしいと思っていない」と発言したそうだが、そのほかの政治家からの発言が見られない。

第三に、多くの人の関心がないこと。
一部芸能人が批判をしているが、newsとしては文科省汚職のほうが上になってしまっている。ネットではみられるがテレビのnewsをみていても、上位のトピックとして挙げられていない。メディアも関心を持たせないようにしているのかわからないが、その程度の認識なんだろうか。

特に今回感じるのは発言の妥当性よりも深刻な議員としての資質である。

税金の配分

税金というものは、どう使われるのか。
それは少子化対策、人権の理解など様々な、幅広い政策目的に使用される。
様々な政策は、法律に規定された用件をみたす、多様な国民のニーズ、問題解決・是正のために行われる。
そこで政策の目的妥当性や有効性は問われ、政策評価を受け、見直しが行われる。

どういった考えであれ、偏見であれ、税金を投入する理屈としては基本「あり」なのだ。
しかし、

「生産性」がない。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか

という考えは浅すぎる。
税金の投入などを1つの論理だけで検討・議論できるほど、我々の社会は単純ではない。

かわいそうな政治家?

こうした論理を主張するのは自由だが、政治家としては能力不足と診断されても仕方ないだろう。

西宮市役所に十年以上も勤務してこういうことがわからないはずがない。
あえて理解しているのに、知らないふりをしているように思える。

政治家として有名になる、のし上がる過程で
過激な言動を売りにしてしまった。
ある意味で政治家としての「炎上商法」、いや「焼畑商法」といったところだろうか。

地道な活動をできない議員が「過激な言動」に逃げたともいえる。
その意味でかわいそうな方だ。

ちまたでは、安倍首相が素晴らしいと推薦して、萩生田さんがガンバって杉田さんを自民党候補にしたと言われている。

自民党の支持者、党員の方はなぜこの人が国会議員の候補になったのか疑問を持つだろう。

杉田議員、もしくは自民党細田派の重鎮たち、会見を開いて
・見解
・選出の理由
を示して欲しい。それが説明責任ということです。


西村健
西村健

人材育成コンサルタント、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、事業創造大学院大学 国際公共政策研究所 研究員・ディレクター、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。
慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで経営・業務改革、人材育成、能力開発を支援してきた。独立後、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。最近はプレゼンテーション向上、モチベーション施策などに注力。

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