「権威主義社会ニッポン!」【第2回】ボクシング連盟に怒る人たち


【出典】フリー素材ぱくたそ

「日本プロボクシング協会」に苦情電話が殺到しているらしい。

あの、新アンガールズの山根さんや奈良判定などで話題の「日本ボクシング連盟」ではない。全国のプロボクシングジムの団体である。

日本プロクシング協会のウェブサイトでは

私たち「日本プロボクシング協会」は全国のプロボクシングジム代表者が加盟して成り立っている組織です。アマチュアボクシングを統括する「一般社団法人 日本ボクシング連盟」とは別組織です。

と書いているほど。

山根明会長が
「333人であろうが、3000人であろうが、そんなん無視だね。得体の知れない団体なんか関係ない」
「テレビで見たけどえらい豪華なやつを置いてますね。やらせですね。わざと豪華なものにしている」
「全部が嘘。受けて立つ」

など反論をして、ますます反発の声が高まっている。

とはいえ、当該の団体ではないところに、電話をする人がいるってのはさすがにダメだろう。

苦情を言う人たち

そもそもなぜ電話するのだろうか?考えてみた。

【理由案】
組織のために厳しいことを親心でいってあげたい?
悪い組織には悪いことを理解してもらわないといけない?
悪い組織には抗議しなくてはならない?
おかしいことには文句を言わないといけない?
正義感を気取って気分をすかっとさせたい?
たんにおちょくりたい?面白いから?

様々な人がいるのだろう。

確かに。昔、所属団体(アムネスティ・インターナショナル)が海外の政府へ手紙を送って抗議をする活動をしていて、その職員が「圧力に受け止められるほどの効果がある」といったように、手紙ならまだわかる。

しかし、電話する行動って・・・・。

まず、相手の時間を奪う。
さらに、反省しようとしている相手の心理にマイナス感情しか与えない。
混乱しているときに、さらなる混乱を生む。

間違えたところに電話する時点で、たんなる文句をいいたいだけであること、関係もない他人であることを証左してしまっている。

なんの問題解決にもならないどころか、問題を悪化させることにしかならないことをきずかないかわいそうな人たちだ。

この人たちも権威主義的

レフェリングの正当性をけがす、組織の私物化を疑われる日本ボクシング連盟もたいがいだが、こうした時に、電話を似たような団体にしてしまうひとたちもまた、権威主義的パーソナリティなのだろう。

権威:自分の正義感
少数派:悪い人たち(ここでは山根軍団)

ということだ。根が深い。

かかる電話料金、かかる時間、対応する双方の労力、後に残る虚無感・・・・・杉田議員の言葉を思い出してしまった。


西村健
西村健

人材育成コンサルタント、オムニメディア代表、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。
慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで経営・業務改革、人材育成、能力開発を支援してきた。独立後、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。最近はプレゼンテーション向上、モチベーション施策などに注力。

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