阿波おどり:市からの補助金を廃止すべし


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阿波おどりをめぐる市と踊り手団体の対立が話題になっています。結局、総踊りが強行されましたが、阿波おどりは、「大名も踊りの禁止令を何度も出していた」そうで、歴史は繰り返すとでも言いましょうか。

こうした対立をみていて思ったのが、なぜ阿波おどりに市からの補助金はいるのか?ということです。

「公益的事業」なのか?

「徳島市観光協会の破産手続き開始について」という資料で、徳島市は「公益的事業」と言及しています。

たしかに、これだけの多くに人がかかわるイベントです。地域の歴史・文化に大きく貢献してきたお祭り。公益的な機能はあるかもしれません。しかし、公益的事業かというと疑問があります。行

会計

阿波おどり事業特別会計の累積赤字の解消策等に関する調査報告書を見てみましょう

【出典】阿波おどり事業特別会計の累積赤字の解消策等に関する調査報告書

市からの補助金と指定管理料で成り立っている。簡単に言って、費用5億8800億円のうち、1億5800円をその2つで占めており、26%にもなります。

2017年度ベースで見てみましょう。観光協会への補助金は7127万円になります。

①事業補助
協会の特別会計に、2215万円計上されます。これはシャトルバスの運行や無料桟敷席の設営などに使われるそうです。

②運営補助
協会の一般会計に。公演の経費や人件費など4912万円が計上されます。

というところです。事務局長1名、課長2名、係長2名、駅長3名、主事4名、技師1名、その他1名の14名、嘱託員7名、臨時職員5名といった職員人件費がいくらかなのかはわかりませんでしたが、人件費に充当されていることは確かなのです。これはどうなのでしょうか。

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独立採算にしてください

10万人が集まる庶民のお祭です。経済効果100億円とも言われる巨大な日本有数のイベントでもあります。しかも、行政は色々な面で業務サポートをしています。

独立採算でできるものではないのか?
補助する必要があるのか?
勝手にやればいいのではないか?
と思うのです。

9月、観光協会と徳島新聞、赤字を考える会を開き、観光協会はでてきていなかったわけですから、そんな団体に補助金を出すことは必要なのでしょうか?

これまで「透明性」の欠けた団体に補助金を出すことこそ問題にすべきでしょう


明智秀敬

研究者
専門は会計、財政再建など。予算の配分と政治、既得権益の影響を調べている。

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