キャリーバッグの迷惑度を改善せよ


ガタン、ガタン、ガタン・・・
どかん!(大きい音)
「痛いー!」

先日、ある駅の構内で、ある男性のキャリーバックの角を足にあてられ、私は足の付け根を軽く打撲した。その方はどこかにいってしまったので、文句も言えない。まさに、泣き寝入り。

先月は、ある女性が角が鋭い金属のキャリーバックの角の部分があてられて、倒れていた。そのあてた方の男性は気にもせず、足も止めなかった。

新幹線や飛行機に接続し、ターミナル駅である品川駅は、「恐怖」の場である。

品川の場合、山手線のホームが人が異常なほど多いし、その割に幅がないし、通路が狭い。

本来は譲り合わないといけないが、忙しいビジネスパーソンが多いため、そんな余裕もないのが現実だ。

私は出張族なのでキャリーバックはとても大事で、有用で、素晴らしいものである。自分は誰かにあたらないかを細心の注意をしている。

電鉄会社もアナウンスもしたりしているが、なかなか状況は改善されない。

キャリーバックの功罪

キャリーバックを置くことで、自分のパーソナルスペースを広げようとする。
キャリーバックを前にしてスペースをあけて強引に通ろうとする。
途中でとまって、皆の導線の途中のエリアを占拠する。
他人のキャリーバッグの上に平気でキャリーバックを置く。

そういう人も中には、いる。

キャリーバックがこれだけ増えると人間ほどではないが、それなりの容積をとるもの。電車の昇降時に、「友人以外は風景」の大都会では摩擦の種になる。

キャリーバックのためのスペース

東京都交通局のルールを見てみよう。

「車内に持ち込めるもの:縦・横・高さの合計が100㎝以内・重さ10kg以内のもの1個を手回り品として車内に持ち込むことができます」とありますが、

守られてはいない。めちゃでかいキャリーバッグを3つも持つ外国人観光客もいるので、ルール違反は黙認されている。

こうしたことを考えた上でのストリートや通路、車内の設計がされているのだろうか。観光客の増加は人数だけではない、容積も増加するのだ。置き場もそろっていない。

東京五輪に向けて益々状況は悪化するだろう。

エスカレーターからキャリーバッグが落ちてきたこともある
キャリーバックをエスカレーターに乗せたまま、人が転げ落ちてきたこともある

危険でしかない。

昔、アメリカでキャリーバックをひいていたら、助けてくれた人がいた。
そんなことは見ることもない東京、いかにして対応を考えるべきなのだろうか。

譲り合うためには何ができるのか、心理的にデザインでなにかできないか、どういった仕掛けが必要か。

キャリーバッグ禁止令がでないように、ガーガーさん(キャリーバッグのこと)と共存できるまちづくりをデザインして欲しい!


西村健
西村健

人材育成コンサルタント、オムニメディア代表、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。
慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで経営・業務改革、人材育成、能力開発を支援してきた。独立後、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。最近はプレゼンテーション向上、モチベーション施策などに注力。

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