【異能の若者たち~その才能を分析する】第1回、村井慎二さん


編集長が「この人には負けた」(何に負けたかはおいておいて(笑))と心から認めた若者をインタビューするこの企画。本田圭佑さんにも負けないと(実は)思っている編集長。そんな編集長を驚愕させた若者たちの群像、そして「能力」にスポットをあてたこの企画。ロストジェネレーションである我々よりも、おそらく日本を立て直す中心になる方々の心の声と本音がここに!

第一回は村井慎二さん。

村井さんはメディアでよく取り上げられている人物であり、「刺されても、4億の借金があっても、またやり直せる。25歳あるビジネスマンの波乱なる記録」
「サイバーエージェント新人王の転職理由~顧客の死に学んだ「お金よりも大切なこと」などメディアにおいても若くして多数取り上げられているくらいの人物。まずは経歴を紹介しよう。

【村井さんの経歴】

1991年生まれ。中学時代は、明徳義塾中学で野球に専念。京都に戻り、高校3年時からプロボクサーとして活躍しました。同志社大学に入学後も活動を継続して勉学と両立。

卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。パソコンに慣れておらず「WEBで物を買う人は絶対何か騙されている」というほどのレベルから、努力の末、新人王を獲得するまでに。

その後、地方創生を進めるポート株式会社を経て、2017年7月より株式会社オンライフ取締役COOとして参画。とてつもない苦境にも負けないそのタフさで多くのメディアにも取り上げられています。
シンガポールを中心にM&Aやファンド事業を手掛けるHorizon Tech社のCEO&Founderも務める。

西村:こんにちは。今日はご活躍の村井さんにお時間をいただきました。よろしくお願いします。村井さん、渡瀬裕哉主筆の紹介で出会ってから、一緒に清川村、館山市に行ったりしましたけど、ほんとご活躍ですね!結果を残す行動力に驚愕です。いきなりでなんですが、村井さんは自分の強みをどこにあると思います?

村井:仕組みを作るのが得意だと思います。特に、絵を描く能力かなと思います。投資や歴史が好きで、その関係で、いろんな会社の決算資料や財務情報を読み込むことにはまって、そこから自分で事業やってみたいと思い、Horizon Techをシンガポールで立ち上げました。
いま60人くらいの会社になり、順調に利益も出せるようになってきたので、新規事業をガンガン仕込んでます。既存事業のブラッシュアップや新規事業案を考えている時間が好きです。

西村:それはとっても意外でした。どのようにするのですか?

村井:1人で徹底的に考えます。

西村:それも意外。仕組みを作ることで特に注意していることは?

村井:仮説検証能力でしょうか。特に「仮説検証してPDCAを回しまくる」というのは自分の強みだと思います。そもそも「ルールを制したものが勝つ」と思っています。野球、ボクシングなど物事にはセオリーがあるがある。それを基にした戦略性こそ大事だと。

西村:確かに。経済のルールをそこまで我々は知っているか、確認しているかというと意外に知らなかったりしますよね。それは意外でした。

村井;例えば、為替だと勝つためのルールというか、負けないルールみたいなのがあるんです。負ける人は大抵、損切りができない人で、1日何百兆円も動くマーケットで、需要と供給の世界なんで、ルールっていうのがあって、感情に流されず決めたルール通りやってしまえば基本負けることはないです。ただ多くの法則があるので、それを全部使ってやるのはナンセンスなんで、どれとどれを組み合わせてベストな手法を編み出すのかは、何百回も検証しまくりました。そういった思考の筋トレで鍛えられたのかなと思います。

西村:村井さんを駆動するものは何?

村井:知的探求心かなと最近は思います。知らないこととかを知りたい。ルールを知りたいそれを知ることが楽しい。仕組み、ルール、構造など。変なプライドをもっていても成功しないけど、ルール・自然の摂理を知ることが成功のコツだと思います。

西村;村井さんを見たときから、凄いと思うのですが、うまく言語化できませんでした。能力として他人よりこれは強味だと感じられるところは?

村井:自分はストレス耐性、感情のコントロールが得意だとは思います。負けず嫌いでもありますが。感情的になるのではなく俯瞰的、客観的に見ています。それが事業にも投資でもいかされます。

西村:確かに。投資については私はよくわかりませんが、冷静さというのは大事ですよね。村井さんとご一緒したのに、予想を裏切られびっくりしました。本日はどうもありがとうございました。

【後記】
直接あえばわかるが、村井さんはとても優秀だとわかる。個人的に興味を持ち、なぜ桁外れのビジネスができるのか疑問で、それは体力と集中力なのかと仮説を持っていたが、実際はそこにはなかった。元プロボクサー、元サイバーエージェント新人王の奥底にある知性、それに感嘆し、日本の未来について安堵する編集長だった。


西村健
西村健

人材育成コンサルタント、オムニメディア代表、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。
慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで経営・業務改革、人材育成、能力開発を支援してきた。独立後、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。最近はプレゼンテーション向上、モチベーション施策などに注力。

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