田崎正信の「政治家は住民が育てる」(第2回)


【出典】フリー素材ぱくたそ

前回の続きです。

田崎:
選挙に当選するために己の今を守るために、自分の信念を捨てる人はダメ。例えば立憲民主党の枝野さんは、とんでもないウソをついた。「メルトダウンなんてしていない」と言った。その状況を、分かっているのにウソをついた。とんでもないウソをついたという弱点を、今しっかり理解しているのか。
はじめは、自分は違うと思っている。しかしウソをついた瞬間に、嘘が事実になる。そこから「党が」とか、言い訳をし出す。段々徐々に自分にかかるストレスに気が付かなくなって、ウソをついた事すら覚えてない位になる。2枚はまだ許されても…(笑)、3枚4枚と舌を持つ奴は、政治家になるな。

僕が政治家になった時の指標は、ジブリアニメ「もののけ姫」」のアシタカ。呪い(人に巣食う善悪、森羅万象)を掛けられる(背負わされる)、鹿のような神様(万物を主る)がいて、その神にしか呪いを解き生かしてもらえるかは分からない。矛盾だらけの社会の中に於いて最後まで、すべて色々な出来事を飲み込んでいきながら、自己犠牲を貫き自己責任で自己完結をしていく。見た方には色々な見解があるとしても、僕はそう感じた。6回も見たよ(笑)。
そこで学べた「共に生きよう」ということ。しかし、「共存共栄」ではない。利益配分は今の時代もう難しい。決して絵に描いた餅であってはならない。大事なのは「共存」で、その定義がありさえすれば困る人はいない。自然界も同様のはずだと思う。その過去の経済に政治において、建設建築業(ゼネコン・地方建設建築業)が叩かれていたのも理由がある。端的に言えば、ほぼほぼ公共事業(税金)で食べているのに、ベンツやBMとかを乗り回す。大切な事は勝ち組として胸を張るより、地域で買える国産車を買うべき。地域社会で生きるという時に、大型スーパーに買いに行かないで「ちょっと高くても地元商店で買うのがあなたの役目でしょ」と思ってきた。それは更に増幅した補助金・助成金が沢山の業界に至る現在にも通用すると思うし、必要と感じている。

政治家には「アシタカ」の想いを持って頂きたい。更に「雨にも負けず風にも負けずの宮沢賢治」の想いを持って欲しい。根幹に叩き込む精神のレベルである。公務員には公僕と言う言葉があるが、それを言うなら政治家は主権者のしもべ。偉そうにやりたいなら、己の力で起業して金儲けしなさいという話。

西村:
話が変わって。田舎で村八分的な動きがちらほらありますよね。町内会に入らないと、ゴミ出しに15分車でゴミ捨てに行くとか。弁護士会が立ち向かっていますが、どう思います?

田崎:
それはマスコミの伝え方。そんな簡単に、村八分はやらない。田舎は良い、田舎は優しいと思っているのも幻想。期待とは違う。基本、田舎は善と思い、世話を焼き余計な事をしたがる。移住した人は「それは結構です」と断る。「うちはうちでやります」とね(笑)。
良かれと思ってやった事は、良かれと思ったからこそ憎しみに変わる。田舎の怖さ人間社会の怖さは、最初は客人として丁寧に扱うが、ここまでは許してくれたからという事が先になると「甘え」と捉えられる。郷に入れば郷に従えと言う事かなぁ…。企業も新人社員には優しくするが、2年目からは厳しくなる。次第にお客様扱いはしてもらえなくなる。その問題に仲介して片づけるような、人間力・包容力・容認力のある方々が実に少なくなったよね。敢えて火中の栗を拾い、解決に尽力する人間性。損得だけで動くなと言う事。これは社会問題全般に通じるんだけどね。共に生きるとは、そう言う事じゃないかな。

西村:
確かにそうですね。

田崎:
村八分の問題含め今日の政治家の姿勢や、現在が抱える社会問題のアプローチには、素養を持ったリーダーが必須。「本当のリーダーシップは先頭を走りながら、前を見ながら、責任を負いながら、着いてくる方々の心を支えていく」という僕の想いがある。しかし、そんなリーダーが本当に減って来た事を考えると、これからの時代にはファシリテーターの役割も重要になって来る。答えを示すのではなく、互いに思慮思考し、話合って答えを見出していくような。そして欲を言えば、この二つを併せ持つ政治家が、沢山表れて欲しいと願う。

若い人には良く言ってきた。僕を含め、先輩を「叩き潰せ」とね(笑)。その未来を考えて自己利益ではなく、そぐわない事がある時、その時ハッキリと上に「おかしい!」と言えないとダメ。先輩や上司を大切にする本来の姿は、踏み台にしても更に良い物事を見出すこと。更に上書き(温故知新)で良い社会を作る事が恩返しとなる。上に立つ者は「議論と反論くらいは受け止めてやれ」そこで互いの人間力が見える。それ位は理解して欲しいね。つまりは時代も流れない水も同様で、停滞は腐るのだから…悲しいかな時代は既にだけどね(笑)。

10代の時から選挙をしてきた。勿論、完全無報酬で持ち出しばっかりだった(笑)。兵隊として。青年局長として。時に県連党役員として。支援してきた政治家には、みんな裏切られた。だからこそ、理想を掲げ追い求める政治家を目指したし、これからはそんな政治家志望の方々を探し育みたい。無論、裏切られた政治家の方々には素直に感謝もしている。裏切られたからこそ学べた。今の僕の根幹を作って下さった訳だからね。
思うに、主権者・有権者が諦めない限り、本物は必ず出てくる。諦め思考停止し、関係ない顔をしている間は、本物は陰に佇むしかない。政党や会派なんてものより、大切なのは人間そのもの。そんな政治家を探す。問題は、どうやってそんな政治家を見付けるかだよね…(笑)。簡単な事、政治家に直接話かけてみると実に良くわかる。その上で見つけた政治家を、主権者は育てるというより、互いに共に供にと進める。好奇心でもいいから政治に関わって欲しい。皆さん方が投票時に於いて「良い候補者・政治家がいない」と思う時は、自分の名前でも投票用紙に書きに行く政治参加を求めたいと思う。無効票になるんだけどね(笑)。無効票が増えるだけでも、大きな意味意義が成す。そういった行動は、必ず皆さんが求める理想の政治家を生み出す事に繋がります。「諦めないその理想を掲げ下さい」と、祈り願うばかりです。


田崎正信
田崎正信

政治活動家
1962年生まれ。九州の地方自治体職員を経て無所属の立場で自治体議会議員を経て首長挑戦の過去を生きて今に至る。政治と選挙の真実を伝えるため、社会のファシリテーターとして活動、様々な提言をしている。NPO法人日本公共利益研究所顧問

田崎正信の記事一覧