【若者たちが創る、“異彩のキャリア” 】第3回:自分で考え、自分で選ぶ/奥間 蓮(非大卒人材 vol.01)後編


前編はこちら ⇒ 第2回 自分で考え、自分で選ぶ/奥間 蓮(非大卒人材 vol.01)前編

聞き手・書き手
一般社団法人スクール・トゥ・ワーク 代表理事 古屋 星斗

一人きりの上京

古屋(インタビューワー):
なぜ東京に来ようと思ったのですか?東京での最初の日、どんな気持ちで何を食べたか覚えていますか?(笑)

奥間:
東京に来ようと思ったのは、渋谷にある、とあるベンチャー企業の採用担当の方とTwitterで繋がったのがきっかけでした。たまたまその会社との出会いがあり、上京することになった僕ですが、先にお話したとおり、もともとは海外にいきたかったので、実は最初は、東京へいくことには全く興味がありませんでした。大阪で人と仕事に恵まれ、それなりに楽しく過ごしていたので。でも、ふとした瞬間に自分の将来について考えることが多くなっていたのも事実でした。

そんな中で、東京へこないかという誘いを受け、本来自分がやりたかったことは何なのかを考えこむようになりました。僕にも自分の人生をこれまで自分で決めてきた、自信というか思い上がりかもしれませんが、思いがあります。自分の可能性を信じたい。一から新しい環境に飛び込んでみたいと思い、やっぱり今回も一時間ほど悩んで(笑)、上京を決意しました。
始めて東京にきたときは、テレビでしかみたことのない渋谷の街を観光したあと、インターン先の仲間たちと、想像もつかない今後の生活を楽しみにしながら、もんじゃ焼きを食べました。味は覚えていませんが・・・。

古屋:
東京でまわりに友人もおらず、どんなことに苦労していますか。

奥間:
友人がいない環境でという点では、地元沖縄を出た時と同じでしたし、スマホを使えば遠くにいる友人とも連絡がとれたのでさほど寂しくもなく、その点ではあまり苦労はしていないと思います。あえて言うのならば、電車のない沖縄で育った僕は、東京の満員電車に苦労しています。今は千葉方面から都心に向けて通勤していますが、“沖縄時間”の自分にとっては、この電車が最大の苦労です。

自分はこれまで“考える”ことがなかったのかもしれない

古屋:
今のしごとはどのようなことをしていますか。そして大変なことは何ですか。

奥間:
今は、経営支援を行う会社のアソシエイトとして、ベンチャー企業のIPO準備支援や組織再編、経理などの事務関連など様々なことをしています。

僕が、しごとをしている中で一番大変だと感じることは、“考える”ことです。当たり前のことですが、自分は今まで本当に“考える”ことをしてきたんだろうか、といつも思います。高校生までの自分は流されるだけだったんじゃないか、と。東京に来てできたチャンスを失わないように、今の自分にできることは何かを考え続けることを常に心がけています。

一度きりの人生、挑戦しよう!

古屋:
奥間さんの長い職業人生のファーストキャリアを語って頂きました。最後に、自分たちより少し下の世代の、例えば自分の高校の後輩と真面目な話をする機会があったら、どんなことを話したいですか?

奥間:
そうですね。下の世代の方と話をするなら、「就職や進学などの大きな選択をするときには、家庭環境や学校、地元のコミュニティのしがらみなどでネガティブに迷うこともたくさんあるかもしれないけれど、一度きりの人生だから自分がしたいことに挑戦するべき」だという話をしたいですね。僕自身は、まだまだ何も成し得てはいませんが、今までの人生では、自分で決断し、挑戦してきたからチャンスが巡ってきていると思っています。

古屋:
自分で決めたことによって、強い動機付けがされ、成功に繋がる。「自己決定理論」という考え方が心理学の世界にありますが、奥間さんが決断してきたことが今の結果に繋がっているのは間違いないと思いますよ!本日はありがとうございました。


一般社団法人 スクール・トゥ・ワーク
一般社団法人 スクール・トゥ・ワーク

一般社団法人スクール・トゥ・ワーク(代表者:代表理事 古屋星斗)
学生及び非大卒人材に対するキャリア教育事業等を展開しています。キャリアを選択する力の育成を通じて、未来を生きる若者全てが安心・納得して働き、その意欲や能力を十分に発揮できる社会の実現を目指しています。

一般社団法人 スクール・トゥ・ワークの記事一覧