賢い有権者になる方法①:政治家さんに会ったらツッコミを



【出典】東京都庁、筆者撮影

あけましておめでとうございました。西村健です。今年も少しは皆様に役に立つ視点を提供できるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。分かりにくい!もっと感情を抑えて~などなど忌憚なきご意見は大歓迎です。どうぞよろしくお願いします。平成最後の冬。西村はギャグの寒さを抑え、人々の相互理解で心暖かくなる存在になっていきたいと思っております。

さて、今年は統一地方選挙が行われる年です。市・町・村議会議員や道府県議、知事・市町村長を選ぶ選挙が4月あたりにおこなわれます。最近、候補者のポスターを見かけることが増えましたね。駅前で主張を訴える人も増えています。

政治家さんの主張にツッコミを入れよう!

何をいっているのかわからない抽象的なメッセージ、キャッチフレーズの繰り返しを聞くことも多いですよね。

「こういう政治を作りたい」
「・・・・が遅れているように感じる」
「積極的な・・・を行う」
「・・・のような条例制定を目指したい」
「平等性に努める行政を目指す」

口当たりのいい言葉が並びますよね~。誇大妄想とは言いませんが、大きいこというな~とか、その前に事実や現状はどうなのですかね・・・あなたの考えはいいえすけど、根拠は何?財源はどこから?似たような事業やってるよね?市の計画をみてます?・・などと思ってしまいます。。

特徴をまとめると

・「〇すべき」連呼のべき論を叫ぶ
・レベルがあっていないことを言う(市なのに国政レベルのことを言う)
・行政の役割範囲を超えた意見を言う
・ある規範や特定の価値観を繰り返す
・なんとなく皆が持ったイメージを言う
・特定事業に焦点をあて、削減・廃止を訴える
・有権者に甘い言葉を繰り返す(あなたに〇をあげます)
・あり方を訴える

この中で一番楽なのは、べき論や改革の必要性を訴える論です。「こうすべきです」「改革が必要」と訴えることは、みなが何となく思っていることを代弁するので聞く方も気持ちいいですから。

この中で、一番話にならないのは、有権者に甘い言葉を繰り返すことですね。利益や税金をとっても困っている人以外に配分する政治はもう不可能なんです。経済が右肩下がりの時代で、財政はどこも厳しいです。優先順位について徹底的に議論したり、皆の少しばかりの我慢が必要な時代に、そんな余裕はありませんから。特定の利益層が利益を得る場合、受益層以外の、無関心層を含めた全体が「薄く広く」負担することになります。

皆さん、候補者の主張をよく読んで、

・それどういうこと?
・どういう意味?
・どこまで?
・どのように?
・具体的には?

と突っ込んっで上げましょう。説明が返ってこない場合もあるでしょう。その場合、まともな人は「済みません。その点勉強します。」「もっと考えておきますね」というでしょう。ちょっとしたコミュニケーションが候補者を成長させますし、自分の勉強にもなりますよ。

それよりも困ったのは、自分の名前の連呼をするだけの人です。名前を憶えてもらうのは前提条件ではありますが、まー有権者も舐められたものですね(笑)と思いますが、候補者も必死です。そもそも知ってもらわないと始まらないですから。ですので見かけたら、ずっと思っていることを勇気を持ってぶつけてみましょう。そこでスルーしてしまっては、もったいないですから。

「賢い有権者になる方法」連載シリーズ

第1回 「政治家さんに会ったらツッコミを」
第2回 「正しい政治家の見極め方①」


西村健
西村健

人材育成コンサルタント、NPO法人日本公共利益研究所(JIPII:ジピー)代表、事業創造大学院大学 国際公共政策研究所 研究員・ディレクター、一般社団法人日本経営協会講師、未来学者。
慶應義塾大学院修了後、アクセンチュア入社。 その後、日本能率協会コンサルティングで経営・業務改革、人材育成、能力開発を支援してきた。独立後、人事評価制度構築・運用、キャリアカウンセリングなどのコンサルタントとして活動中。最近はプレゼンテーション向上、モチベーション施策などに注力。

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